株式会社 JALエンジニアリング

Staff Message社員の声

運航整備

齊藤 浩司

羽田航空機整備センター 運航点検整備部
発着整備室

運航整備とはどのような仕事ですか
運航整備業務は、主に2つに別れます。一つは、飛行機が空港に到着して出発するまでの間に、飛行機の機能確認や飛行中に発生した不具合の修復を行う発着整備です。もう一つは、終日運航した機体に対して次の日の出発までに行う整備です。具体的には、エンジンオイルの補充やタイヤの交換などを実施します。いずれも、出発時間が決まっているため、時間というプレッシャーの中で緊張を強いられる業務ですが、それだけに、運航の安全性を直接担っているという、誇りとやりがいを感じる業務です。
思い出に残っている整備には何がありますか
私は、機体点検整備、支店整備、そして発着整備と経験してきましたが、その場その場において、さまざまな思い出があります。整備の仕事は、飛行機に関する知識も重要ですが、それ以上にどれだけ経験を積んできたのか、ということがとても重要になります。私の場合は、やはり支店経験でしょうか。人数も整備機材も限られたなかで、飛行機の不具合を決められた時間で修復し、多くのお客さまを乗せた飛行機を定刻で出発させることができたの達成感は、経験した者だけにしか得られないものがあります。また、それ以上に、運航乗務員、客室乗務員、運航管理部門、旅客部門、貨物部門などの各部署が一体とならなければ『安全・安心』な飛行機をお客さまに提供することは到底不可能です。その一体感と全員でやり遂げたという達成感は、規模の小さい支店だからこそ得ることができた貴重なものでした。
お客さまと学生に一言
JALエンジニアリングは、機体整備に留まらず、航空機エンジンや装備品に至るまで航空機の全てを扱う総合エンジニアリング企業です。そのため、直接運航に携わる社員だけでなく、さまざまな職場に多くの社員がおりますが、職場は違っていても共通の想いを持って働いています。それは「安全運航」にかける想いです。直接機体の整備に従事している社員はもとより、航空機、エンジン、装備品の整備に携わる全ての社員が「安全運航の堅持」の意識を常に持ち、日々業務を遂行しております。安心してご利用ください。

海野 一毅

成田航空機整備センター 運航整備部
運航整備室

整備士を目指したきっかけについて教えてください
私が飛行機に興味を持つようになったのは、小学2年生の時、航空会社の整備工場見学に参加したからです。その時に『飛行機ってカッコイイ!そんな飛行機の側で仕事をしている整備士に自分もなりたい!』と強く感じたのを今でも覚えています。また、高校生の時に参加した『中高生向けの職業説明会』では、説明会の職業リストに「整備」はありませんでしたが、説明会のご担当者が整備について丁寧に説明してくれました。この時『JALの整備士に必ずなってみせる!』と決意したのを今でも鮮明に覚えています。
どのような職場ですか
先輩、後輩関係なくコミュニケーションを取ることができる職場です。その結果が日々の作業品質に繋がり、機材品質の向上と「安全・安心」な航空機を提供し続けているのだと実感しております。「習うより慣れろ」という言葉のとおり、若手にさまざまな作業チャンスを与えてもらえます。作業中には、先輩から厳しい指導を受けることもありますが、その後のフォローも手厚く、オンとオフの切り替えがしっかりしており、若手の成長に協力してくれる先輩が多いです。
今後の目標について教えてください
現在、国家資格である一等航空整備士(ボーイング767型機)資格取得に向けて猛勉強しています。資格取得には約2年かかり、知識と技量共に厳しい試験にクリアしなければならなく、心身共に辛いことも多くあります。先輩方に支えてもらいながら試験勉強を頑張っています。一等航空整備士を取得し、さらにより多くの機種の資格取得に挑戦したいです。多くの経験を積み、整備士としてだけでなく、人間性にも磨きをかけ、知見を広げて海外支店駐在整備士として活躍することを目指しています。

鈴木 亨紀

日本航空株式会社
サンフランシスコ支店

海外支店での業務内容について教えてください
サンフランシスコ空港所では主に航空機が到着してから出発するまでの発着整備やJAL便の運航に関わる現地委託先の管理、支店内で保有する航空機部品および器材の管理などを行っています。
日本とは異なる環境の中でJALの高い品質を維持するために、JALの文化や仕事の進め方を委託先スタッフに伝え、こちらも新しい文化や習慣を習得しながら業務に取り組んでいます。お互いの違いを再認識することによって、自らの仕事に対する姿勢や考え方を見直すことができ、視野を広げることができます。このような柔軟性や多様性を学べる環境が海外支店の魅力であると感じています。
目標に向かって努力したことは何ですか
中学生の時に飛行機好きの友人からの影響を受け、整備士を目指すようになりました。大学で機械工学を学び、その後シアトルに留学して航空機整備を専攻しました。一番苦労したのは、入社後に受験した一等航空整備士の資格取得です。お客さまの命をお預かりする仕事なので、整備士に求められる要件は非常に厳しく、高度な知見が求められます。仕事をしながらの勉強ですので、時間の確保に苦労しました。また、留学した経験から、海外での勤務を希望しておりましたので、仕事が始まる前の空き時間などを利用して英語の勉強などもしていました。
お客さまと学生に一言
JALエンジニアリングの整備士は、空の安全と皆さまの快適な空の旅を支える高い品質の航空機を提供するため、縁の下の力持ちとして世界中で日夜業務に励んでおります。ご搭乗の際には、どうぞ安心して空の旅を楽しんでいただければと思います。また、JALエンジニアリングは、飛行機や最新技術に興味がある方にとって絶好の場です。5年、10年先の自分のありたい姿を想像し、チャンスが巡ってきた時、そのチャンスを活かすことができるよう具体的な目標に向かって日々行動すれば、実力を発揮できる環境が整っています。皆さまとのこれからの出会いを楽しみにしています。