株式会社 JALエンジニアリング

Staff Message社員の声

機体点検整備

佐藤 純

羽田航空機整備センター 機体点検整備部機体システム技術室
第2機体システム技術課

現在の業務内容について教えてください
羽田空港で機体点検整備(機体を格納庫に入れて数週間かけて点検する整備作業)を担当しています。機体点検整備は専門分野ごとにチームが分かれており、私は主に「動翼」や「着陸装置」の整備を担当しています。また、整備資格を活かして、エンジンの試運転や運航整備の支援を行うこともあります。
思い出に残っている整備はありますか
ライン確認主任者に任命され、初めてエンジン不具合の対応で那覇空港に行った時のことです。普段とは異なる環境のなかで、整備のリーダーとしてエンジン交換を行いました。最終確認のエンジン試運転では、「この飛行機はもう大丈夫!」と自信を持って言えるように、慎重に何度も確認したことを覚えています。あの時の緊張感と、やり遂げた後の達成感は今でも忘れられません。
お客さまと学生に一言
いつもJALをご利用いただきありがとうございます。
専門知識と経験豊富な整備士が丁寧に整備を行っておりますので、これからも安心してご搭乗ください。航空機整備は、機種ごとに整備資格を取得する必要があり、生涯勉強の日々です。しかし、そこで培われた知識や経験があるからこそ、自信を持って飛行機を送り出すことができるのです。責任は大きいですが、とてもやりがいのある仕事です。航空機整備に興味をお持ちの学生の皆さま、ぜひ航空機整備のプロフェッショナルとして一緒に空の安全を守っていきましょう!

紀伊 凜香

大阪航空機整備センター 整備部第1課

入社のきっかけについて教えてください
幼い頃から空港で航空機を眺めるのが好きで、学生時代から航空関係の職に就きたいと考えていました。高等専門学校在学中に参加したインターンシップで航空機整備の業務に触れ、そこで誇りを持って業務にあたる整備士の姿を見たことがきっかけで入社を希望しました。学生時代は電気工学を学んでおり、入社するまで航空機整備の知識はほとんど持っておりませんでしたが、入社後にしっかりと学べる環境が整っていることも決め手の一つになりました。
仕事内容や女性の働く環境について教えてください
私は、大阪航空機整備センターでブラジル・エンブラエル社の航空機の機体点検整備業務を行う部署に所属しており、専門分野を限定せず航空機整備の幅広い業務を行っています。
女性整備士の人数は少ないですが、産休・育休だけでなく生理休暇が取得できます。仕事面では、重量物が多い航空機整備のですが、持つ部品の重量に制限があるので女性の身体的事情にも配慮がされています。さらに女性用の保護具や専用の更衣室、そしてシャワー室などもあり働きやすい環境が整っています。
今後の目標について教えてください
大阪航空機整備センターで整備を行っているエンブラエル機の一等航空整備士の国家資格を取得することが目標です。また、入社当初から、羽田で日常的に行われている一般のお客さま向けの見学会を大阪でも同じように開催することを目標にしています。関西圏で航空機に興味を持つ方々が気軽に航空機に触れられる機会を作りたいと思っています。